帝政ロシアの銀製シュガーボウル 237g 1898 ~ 1903年

断捨離中でコレクションの整理をしています。 帝政ロシアの銀製シュガー・ボウルです。 重さ：237g 大きさ：約15.5㎝ × 8.0㎝ × 7.7㎝ 底面に「84 （ココシュニク）Я Л 」のホールマーク（刻印）があります。 このマークの意味は、 「84」：銀品位で（84/96 = 0.875） 「ココシュニク」：女性がココシュニクと呼ばれる伝統的な農民の頭飾りを身に着けているためそう呼ばれました。左向きは1896 ~ 1908に使用されました。 「Я Л」：分析官Яков Николаевич Ляпунов（ヤコブ・ニコライビッチ・リャピノフ）のイニシャルです。彼はサンクト=ペテルブルクで1898 ~ 1903年に分析官を務めていました。 底面には製造者を表わす「AM」と思われるホールマークもありますが、こちらは不明です。 これらのホール・マークの他に、左右の持ち手の付け根の上部２ヶ所と台座の中央1ヶ所、合計３個の「 （ココシュニク）Я Л 」の小さなホールマーク（刻印）があります。 念のために近くにある地金屋で蛍光X線分析機で測定してもらいましたが、銀品位が約90パーセントという分析結果でした。この結果は、刻印が意味する「（84/96） 87.5パーセント以上（88/96） 91.7パーセント未満」に一致します。 20年ほど前に購入したと記憶しています。 日露戦争（1904 ~ 1905）前後に、日本にもたらされたものかも知れません。 帝政ロシア時代の銀製品は、世界中で人気が高く、なかなか入手困難です。 この機会にコレクションにいかがですか？。 当方はコレクターで専門家ではありませんので、画像をよくご覧になりご判断ください。 ★　経年や保管に伴う変化があります。状態は個人差がありますので、画像を精査の上でご判断ください。 ★　すり替え・抜き取り防止のため、返品・交換はご容赦ください。 ★　購入した方にお願いです。商品が到着しましたら、すぐにご確認いただき、「受取連絡」をお願いいたします。